さて、男が乱交に興奮する理由については、「乱交に興奮する男性」で考察した。では、これに対する女性はどうなのか? 嫌々しているだけで、性的な快感はないのだろうか。

 女性は受身の性であり、男女の関係においても安定を好むとされている。一面的には決め付けられないが、百人の男と一回ずつするのと、一人の男と百回するのではどちらかと問われれば、ほとんどの女性が「一人と百回」と答えるに違いない。

 これは、性的な快感を得るための必要条件が、男女で違っていることも大きい。男性の場合、それは「刺激」だ。勃起するためには、目新しさや好奇心の満足が重要となる。対する女性の場合も、刺激は必要だが、その前提として「安心」が不可欠となる。そこが違いの大きなポイントである。
 乱交・グループセックスにおける女性の「安心」は、肉体的なものと精神的なものに大別される。もちろん「安心」を感じるのは精神だが、リスクの種類が物理的なものと心理的なものに分けられるということだ。

 前者は、(1)ケガなどをせず、(2)肌や性器に痕跡が残らず、(3)性感染症などの病気にかからずにすむこと。後者は、(4)相手の男たちは紳士的で、(5)生理的に不快な存在ではなく、(6)秘密を守ってくれると信じられることなどだ。

 これらが満たされない状況では、物理的な刺激を受けても、女性の心はなかなか溶けない。逆に、これらに対して無防備な女性は、実は男性にとっても危険な存在となる。秘密である筈の関係が他に漏れやすく、その女性を通して危ない病気が伝染しやすいからだ。

 精神と肉体の安全・安心が満たされたという前提で、乱交において女性が快楽をむさぼれるかは、その女性のマゾヒズムの傾向と開発のされ具合にも大きく左右される。慕う男の命令に従って、他の男たちの玩具になることに興奮を感じるのか。そこがキーとなる。

 マゾヒズムが強く、それが調教・開発によって十分に発現しているケースでは、玩具にされる相手が非紳士的で、生理的に不快な男である方が燃えるという女性もいる。女性がそういうタイプであるかないかは、乱交時に多彩な働きかけをこまめにし、相手の反応をよく観察することで見極めるべきだろう。