相互鑑賞で交わっている相手は、あくまでも自分のパートナー。それを他人に見られていようとも、触れ合っている肌はコミュニケーションの確立した信頼のおける相手である。
 
 スワッピングで互いに肌を合わせ、性器を挿入される相手は多くの場合、身も知らぬ相手である。もちろん、知り合いの方が心理的抵抗が低いという女性もいれば、逆に知らない相手に対して奔放になれるという女性もいる。その辺りは、事前にしっかりと話し合っておく方がいいだろう。
 
 愛する女が他の男に抱かれるというのは、イメージする上では刺激的だが、それを実際に経験するとひどいショックを受けるという男性は多い。寝取られは、妄想だからこそ刺激的な体験だともいえる。
 
 それは、もちろん女性にとっても強い衝撃をもたらす。ただ、愛情に対する認識は、女性の方が概ね現実的だといえる。過大な期待も抱かない代わりに、たまさか他の女性を抱いたとしても、それが欲情ゆえであることを弁えている。

 それでも、スワッピングに踏み切る前には、パートナーと愛を何度も確かめ合うべきだろう。行為による確認のみならず、言葉を尽くして分かり合おうとしなくてはならない。それでも、互いの愛は変わらないと。
 
 この儀式を怠ると、自分以外の異性と情交したという事実が、男女それぞれの精神を苛むことになる。スワッピング後に、嫉妬から燃え上がるセックスが出来るかもしれないが、それは同時に絆の裂ける前兆であるかもしれないのだから。